ネットショップを始める方法②[BASE VS STORES]
前回の記事、【ネットショップ(ネット通販)を始める方法①】で書いた通り、私は、ショッピング作成サービス(ASP)を利用して、ネット通販を始めることに決めました。
では、次のステップ♪ 現在ASPサービスは、数多く存在し、その費用や機能は多岐に渡ります。私は、実店舗を軸に小規模でネット通販を始める予定をしているので、条件として、初期費用&月額費用無料のサービスを中心に調べました。
結果、「BASE」と「STORES」というサービスの一騎打ちとなりました。
◆ BASE - ネットショップを無料で簡単に作成
◆ STORES - 自分でつくれる本格的なネットショップ
この2つのサービスのメリット・デメリットを比較し、検討していきたいと思います。
「BASE」「STORES」ざっくり比較
費用と機能面で、私がチェックしておきたいポイントについて、ざっくりと比較してみます。「STORES」については、無料プランと有料プラン(スタンダードプラン)が存在するため、分けて比較しています。
BASE | STORES (無料) | STORES (スタンダード) | |
---|---|---|---|
初期費用 | 0円 | 0円 | 0円 |
月額費用 | 0円 | 0円 | 1,980円 |
決済手数料 | 6.6%+40円 | 5% | 3.6% |
サービス利用料 | 3% | 0円 | 0円 |
決済方法 | クレジットカード キャリア決済 銀行振込 コンビニ決済・Pay-easy 後払い Paypal | クレジットカード キャリア決済 銀行振込 コンビニ決済 翌月後払い PayPal 楽天ペイ | クレジットカード キャリア決済 銀行振込 コンビニ決済 翌月後払い PayPal 楽天ペイ 代金引換 AmazonPay |
独自ドメイン | 〇 | × | 〇(外部ドメイン不可) |
無料テンプレート | 11種類(非レスポンシブ) | 48種類(レスポンシブ) | 48種類(レスポンシブ) |
有料テンプレート | 40種類(レスポンシブ) | - | - |
クーポン発行 | 〇 | 〇 | 〇 |
メルマガ配信 | 〇 | 〇 | 〇 |
Instagram販売連携 | 〇 | 〇 | 〇 |
LINE連携 | × | 〇 | 〇 |
定期購入機能 | 〇 | 〇 | 〇 |
アクセス解析 | 〇 | × | 〇 |
その他無料機能 | ショッピングアプリ チャット機能 海外販売対応 | 海外販売対応 | 海外販売対応 |
ロゴ非表示 | 月額500円で非表示 | × | 〇 |
顧客管理 | 〇 | ◎ | ◎ |
気になるポイントを詳しく比較
初期費用&月額費用
上記の比較表の通り。有料プランについては、有料ならではの内容に納得したなら、払える額だと思います。
決済手数料&決済方法
手数料は、微妙な違いのようですが、計算すると結構な金額の差になります。
月額無料プランは無料で始められる代わりに、決済手数料が高いという感じ。将来的に、どのような規模の売り上げを目指しているかによって、選択は変わってくるでしょう。大規模な売り上げを目指しているなら、立ち上げ時は負担となる月額費用を支払ってでも、決済手数料の安い有料プランにするべきだと思います。
「BASE」のサービス利用料3%は、売れた商品一つ一つに掛かる費用なので、単価の低い商品を扱う場合は、負担になるなと感じます。
決済方法は、今後も変化はあると思いますが、「STORES」が、近年利用の増えつつある楽天ペイや、Amazon payに対応していることは、メリットとなると思います。
独自ドメイン
独自ドメインとはネットショップのURLのこと。当初から、集客対策を意識して進めるなら、SEO的に有利になる独自ドメインの取得が必要です。
「BASE」- 無料で独自ドメインを利用できる
「STORES」- スタンダードプランのみ利用できる
※ 無料プランの場合は、https://◯◯◯.stores.jp アドレスを使用
※ スタンダードプランで利用する場合、STORESでドメインを取得しなければならず、外部で取得したドメインは使用不可
テンプレート
テンプレートは、レスポンシブへの対応が、必須だと思います。
レスポンシブとは、デバイスの画面サイズに依存しないwebサイトを構築する手法のことで、つまり、パソコン・タブレット・スマホのどの画面でも、最適な表示がされる、ということです。
「BASE」- 無料のテンプレートは、非レスポンシブ。HTMLのカスタマイズが可能なので、知識があればレスポンシブ対応可能。有料テンプレート(5,000~10,800円)は、レスポンシブ対応。
「STORES」- 無料プランも、48種類(レスポンシブ対応)の選択が可能。
その他の集客・管理機能など
<LINE連携>は、「STORES」のみの機能ですが、こちらは集客機能ではなく、管理機能です。LINEで売上や入金等の確認ができる、というサービス。スマホで簡単に管理できるのは、便利だと思います。
<定期購入機能>は、どのサービスでも提供されています。私は、将来的にサブスクリプションでお食事セットの販売を検討しているため、この機能は、必須条件でした。
「BASE」- 販売サイクル:毎週、2週間毎、1ヶ月毎、45日毎、2ヶ月毎、3ヶ月毎
継続回数:3回、6回、12回、無制限
「STORES」- 販売サイクル:毎週、2週間毎、1ヶ月毎、2ヶ月毎、3ヶ月毎
継続回数:無制限
どちらのサービスでも、簡単に利用できそうです。
<ロゴの非表示>
BASEロゴ、STORESロゴについてです。
「BASE」 | 「STORES」 |
---|---|
画面右上のショッピングカート横に常に表示されている | 画面フッター部分に常に表示されている |
月額500円で非表示にできる | 有料プランは非表示となる |
「STORES」無料プランでは、非表示にする方法は、ありません。
ASPサービスを利用してるということがお客様にもわかってしまうので、本格的なネットショップやオリジナルブランドにこだわるなら、非表示としたいところです。
<顧客管理機能>
ここ1年で追加された機能で、どちらのサービスも進化中といった感じ。現時点での機能は、以下の通り。
※「STORES」の無料プランも利用可能
「BASE」(2019/8 ~) | 「STORES」(2019/4 ~) | |
---|---|---|
管理項目 | 購入回数 購入合計金額 キャンセル回数 顧客メモ 過去の注文一覧 過去のお問い合わせ一覧 | 購入回数 購入合計金額 キャンセル回数 顧客メモ 過去の注文一覧 過去のお問い合わせ一覧 |
検索条件 | 氏名 電話番号 メールアドレス | キーワード 購入金額 購入回数 最終購入日 住所の地域 |
その他 | - | メールマガジン連携 |
どちらのサービスも管理項目に差はなく、検索条件のバリエーションで「STORES」が一歩リード。
検索条件で絞った特定の顧客に、メルマガを送ることができたり、クーポン付きメルマガを作成できることは、細やかな顧客管理を目指すために、とても有効な機能であると感じます。
まとめ
上記比較した結果、どちらも十分な機能で魅力的ですが、私は「STORES」無料プランでネットショップを運営することに決めました!
[独自ドメインが利用できない] [STORESロゴを非表示にできない] は、デメリットですが、無料プランの他の高機能を考慮すると、納得できるレベルだと感じています。
最初に無料プランでスタートして、軌道に乗ってきたら有料プランへ移行できることも、最大のメリットだと思います。
顧客機能を見ても、システム自体、現在進行形で進化している勢いを感じるので、今後ますます充実した機能が生まれてくるのでは、と期待しています。
それぞれのサービスには、メリット・デメリットがあり、それを自分のビジョンと照らし合わせ、どのような影響があるのかをよく考えた上で、選択することが重要だと思います。
[おまけ]
「BASE」「STORES」以外で、魅力的なサービス♪
カラーミーショップ - 月額費用3,240円ですが、とても充実したサービス
Shopify - カナダで生まれた世界最大のネットショップ作成サービス(月額29ドル~)
月額費用をクリアできるなら、ぜひ、候補に入れたい充実したサービスです
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